第2章 火傷・日焼け – SUZUKID

第2章 火傷・日焼け

溶接って鉄が真っ赤になるし、火花は飛ぶし、やっぱり熱いよ。。

溶けた鉄は熱いぜ!手袋しても注意は必要なんだぞ。
火花は飛び散ってスパッタになって母材に粒々が付くこともあるの
さ。

溶接してたら肌が赤くなってヒリヒリしてきたんだけど。

肌が露出してると溶接光の紫外線で日焼けしてしまうから気をつける
んだ!

手袋をしていても火傷する!

革の手袋をしているからと言って安心してはいけません。鉄を溶接した際、鉄の融点である1,500℃以上の熱が発生しています。革手袋の耐熱温度は輻射熱で200℃程度と言われていますので、手袋の中に熱が伝わり火傷をしてしまいます。

火傷をするシチュエーションは?

溶接点に近づき過ぎる

⺟材を押さえるためだったり、細かい作業を⾏う際にはどうしても溶接点に手が近づいてしまうもの・・・。

溶接後の母材はアツアツ

前述したように鉄では溶接した直後は約1,500℃あります。直後はもちろん、しばらくしても冷めていないことがあるため、不用意に⺟材に触ることはしないように気を付けましょう。

スパッタは小さいけど溶けた鉄の塊!

手棒溶接や半自動溶接では多くのスパッタが飛散します。スパッタは鉄が溶けた小さい塊なので1,500℃以上で溶けた鉄が飛んできます。飛んでる内に多少冷めますが、地肌に触れると当然火傷をします。手袋の袖に入ってしまったり、靴の隙間に入って靴下に穴が開いて火傷するなんてこともありがち・・・。

溶接で日焼けするって本当?!

太陽による日焼けと同じで症状は皮膚が赤くなる、水ぶくれが生じるなどがあります。

こうした症状は通常数時間以降に現れるが、数日程度で自然に治ります。重い場合、後に表皮が剥けます。

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