鉄って溶けるときに赤くなって煙が出るから火山みたい。
熱いだけじゃなくて煙にも注意が必要だよ。溶接の煙は溶接ヒュー
ムと言うんだ。
あっ、煙男爵ヒュームって!
ではヒューム対策を紹介するね。
溶接ヒュームってなんだ?
溶接は金属を溶かして付けるので、溶かした時に煙が出ます。
その煙は溶接ヒュームと言って、溶けた金属の蒸気が冷えて粒子になって浮遊します。
溶接ヒュームを吸い込んで肺に入ると蓄積されて健康被害のリスクがあります。
防塵マスクを着用しましょう
仕事で金属をアーク溶接する時は労働安全衛生法で防塵マスク着用の義務があります。
趣味のDIYで溶接する時もヒュームを吸い込まない為には防塵マスクの着用がおすすめです。
仕事で溶接する場合はヒューム濃度測定をしてマスクの区分(等級)を決めないといけないのですが、趣味のDIYなら一般家庭用マスク(風邪や花粉対策用)ではなく、粒子捕集効率95%以上のDS2(使い捨て式)、RS2(取替式)がおすすめです。
ちょっと豆知識
DS2マスクは医療用のN95マスクと同等の性能です。
N95は米国の規格で NIOSH(米国労働安全衛生研究所)が認定したマスクです。
DS2などは日本の厚生労働省が定めた国家検定規格に合格したマスクです。
溶接ヒュームは粒径0.1~1μmの大きさと言われています。
ちなみに天気予報でよく聞くPM2.5の粒子は2.5μm、花粉は20~30μmと言われているので、DS2マスクがあると花粉にもPM2.5対策にも使えますね。